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10月の第1週はフィリップ・ドゥクフレの来年の新作に向けて、横浜赤煉瓦倉庫ホールで1週間のワークショップと習作公開。
2週目から末まではロバート・ウィルソン/ハル・ウィルナー/ウラ・ヘニングセンによる"The White Town"というショーの仕上げのために再度コペンハーゲンに滞在していました。
トム・ウェイツの名前はついにクレジットから消えてしまいましたけど、彼の曲は2曲だけ残りました。このショーは建築家、家具デザイナーのアルネ・ヤコブセン生誕100周年を記念して企画された、シュールなキャバレーショーというか、ストーリーの無い立体スライドショーというか、あまり今まで見たことのないような内容で、制作中ロバート・ウィルソン様は暴君、スタッフは皆ノイローゼ気味でしたが、僕は事前にアレンジを済ませていたのと、比較的大きな変更を要求されなかったため、長期間ながらもリラックスして仕事をしてきました。
・・・とはいえ「全く違う2曲をはさみで切って貼り合わせたように交互に演奏したい」だの「この曲の間奏だけ独立して使いたい」だの「明日はもう客を入れてのゲネプロだけど、もう1曲アレンジして欲しい」だの色々あったかなぁ・・・。
当初はハルが選曲した何ともユニークなセレクションをアレンジするだけの依頼でしたけど、結果的に僕の作曲が2曲使われることになったのは嬉しいことでした。1曲は使わなくなった曲の間奏に書いたニーノ・ロータ系のチェイサー(現地でFellini
Vampと呼ばれています)、もう1曲はトム・ウェイツの「The Ocean Doesn't Want Me」という語りの曲のバックトラック用に書いた、ガムランとストリングスのための小曲です。
曲目はこちらです。
01)
Lazy Moon : Laurel & Hardy (Rosamond Jhonson / Bob Cole)
02)
One Morning in May : Nina Simone (Sebastian Mure)
03)
Der er ingenting i verden : Povi Hamburger (Helga Rode)
04)
Fellini Vamp : Jun Miyake (Jun Miyake)
05)
The Other Side : Tiny Tim (Tiny Tim)
06)
I dit krote liv : Poul Henningsen (Poul Henningsen)
07)
People ain't no good : Nick Cave (Nick Cave)
08)
Men of good fortune : Lou Reed Lou Reed )
09)
Falling in love again : William Borroughs (Fredrich Hollander)
10) Ten little Indians : traditional
11) Opus 135 : Beethoven
12) Calle Schewens Vals : Evert Taube (Evert Taube)
13) Rope of Weeds : Elysian Fields (Elysian Fields)
14) I'll pay the check : Ethel Merman (Schwartz / Fields)
15) The Ocean Doesn't want me : Tom Waits (Jun Miyake / Tom Waits)
16) Roll along Kentucky Moon : Jimmie Rodgers (Bill Harley)
17) Fellini Vamp II : Jun Miyake (Jun Miyake)
18) It's Over : Tom Waits (Tom Waits / Kathleen Brennan)
滞在中、ベルリン・ジャズフェスティバルのアーティスティック・ディレクターという人が、ブレーメンから2泊で訪ねて来てくれまして、来年11月のフェスティバルに出演することが正式に決定し、他に日本からのアーティストを紹介するアドバイザー役も頼まれてしまいました。トロピカル・レコードはその頃に向けてツアーもブッキングしてみたいと言っています。新作のリリースもその頃に合わせられるとベストなんですけどねぇ・・・。 |