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各トラック解説
・1の行
「目の行(サードアイ)」
これは仏様の眉間の上にある疣(イボ。正式には白毫(びゃくごう)と呼ばれる長い毛)を意識して神経を発達させると、直感が優れて感じやすくなるために霊感が芽生えてくるという行です。
・2の行
「梵字・阿字観」
「阿」という文字は全ての言葉の始まりであり、真言宗では「大悲胎蔵界大日如来」を表しており、死者の額や位牌に書くことで「大日如来の大悲心で迷うことなく成仏へ導く」ことを意味しています。
本来は掛け軸の真ん中に満月を書き、その中央に蓮華の台座に乗った「梵字の阿」を書いたものを目の高さに掛け、その梵字の裏に1本の蝋燭を立てて、暗闇の中で様々な印と真言で身体と心を清め、その掛け軸の梵字と一体になるための瞑想をします。それによって自分が自然と一体になり、獣達のように様々な感覚を磨くことが出来ます。
・3の行
「月(太陽)の行」
太陽は「金剛界大日如来」を表し、月は「胎蔵界大日如来」を表します。それぞれの曼荼羅「両界曼荼羅」の全ての仏と一体化し、自分自身を仏様の世界に身を投じて「入我我入」を実体験し、仏様に自分自身を変化させて奇跡に近い事を起こす「即身成仏」を達成させるという行です。
・4の行
「水の行」
水は「閼伽水」ともいい、お清めのために用いるもので、真言宗の護摩行においても深夜2時に閼伽水を汲んで本尊の不動明王に捧げたりします。
ということで自分の心を清めるための修行としての発想だったのですが、この画像を見た時、三宅さんと共に「そのまま水だけやン!」とユニゾンで突っ込みを入れてしまいました。
・5の行
「護摩行(火の行)」
護摩行とは別名「拝火教」とも言われるゾロアスター教と仏教が合わさって行われ始めた儀式で、供物を火に燃やすことでいち早く仏が住む極楽へ運んで願いを叶えてもらおうとする行です。「護摩」の語源もヒンドゥー語の「ホーマ」から来ており、今もインドではヒンドゥー教の僧侶が行っているものもあります。現在の密教で行われる護摩行は、護摩壇に仏を請来し、その徳によって護摩壇の火を持って人々の願いを叶えるというものです。
最初に出来上がってきた画像に関して私は憤慨してしまったので、出版社に対して抗議した上で「MC」にも無理やり参加し、画像の修正にも指示を出させて頂きました。
ご覧になって頂ければお判りになると思いますが、“目隠ししてやるレズセックス”
“ビン詰めの胎児” “男根” 等と、煩悩というにはあまりにもいかがわしい画像の連続にも関わらず、その煩悩を燃やすはずの炎が弱かったのです。そこで、出来る限り強い炎を描いて頂くことにしたのですが、それでもまだ不完全だと感じたので、「特定の宗教・宗派とは違う」旨の但し書きを付け加えてもらいました。
こういう経緯がありましたので、とても大変な仕事でした。でもこれは、自分以上に三宅さんがお疲れになったと思いますよ。 |