JM data Update:03/10/23

▼ Live Roport


"Exotica in Berlin" ベルリン・ジャズ・フェスティバル公開リハーサル 第1夜@南青山CAY '03.10.06
Text : Kiev

 去年のMotion Blue YOKOHAMAでのライヴと同じく平日開催になってしまった今回の“公開リハーサル”。今回スケジュールの都合で行けない方には申し訳ありませんが、私個人としては平日の方が仕事の都合が付きやすいのでむしろありがたかったりします。とはいえ、都合が付いたのは10/6のリハーサル第1夜のみ。10/31の第2夜には残念ながら行けません(T T)。寺門さんのライヴペインティングも見たいのになー。トホホ。

 渋谷から銀座線に乗って一駅、表参道駅で降りて階段を昇ると南青山スパイラルはすぐそこ。遅れて来るという連れをちょっと待ったのですが来ないので、一人で地下のCAYに降りたのが19:30頃でしょうか。
 噂でCAYには多聞に怪しいイメージがあったのですが、実際行ってみるとやっぱり怪しかったかも(笑)。入って右手にバーカウンター、左の方にはテーブル席が並んでいます。20席ちょっとかな。テーブル席はほぼお客さんで埋まってましたが、一番後ろの一席をかろうじて確保。奥にはステージがあり、楽器類がセッティング済み。配置は前とほぼ同様ですね。でもそんなに広くはなさそう。今回のメンバーは7名ですが、かつてはポンタさんWhachoさんも加わった総勢9名があそこで演奏した訳で、しかもドラムセットとパーカッションセットという省スペースでは済まない機材が2名分も多くあったのかと考えると、よくやったなーと妙な感心を覚えたり(笑)。
 何やらエレクトロニカな曲(後で三宅さんに伺ったところ、開演前後で流れていた曲はCAYがブッキングした三宅さんとは面識の無いDJの選曲だったそうです。何の曲だったんだろ)が流れるのを耳にしながら連れを待っていたのですがなかなか来ず。19:50頃になると後ろに立ち見のお客さんがすごく増えてきました(連れのために隣の席を取っておかなければならず、座れなかった方スミマセン)。そんな中、大路さん(ビール片手に・笑)やともさんが現れたり。お客さんとして三宅さんとは古くからのお友達だというクリス・ペプラーさんもいらっしゃいましたね(後で訊きましたが何と原マスミさんもいらっしゃってたとか)。老若男女、国籍も問わず、明らかに「普通の仕事してないでしょ」みたいな方など(笑)、客層の広さは三宅さんの音楽性がそのまま現れているかのようです。

 ここからライヴが始まりますが、後日セットリストを三宅さんに伺ったところ、ベルリンで演る予定のセットリストはあるものの今回はあくまでもリハなので、思いつきで演っている部分もありセットリストはなく曲順も正確には覚えていない、との由。どっひゃー。ということで、ベルリンのセットリストを基にしつつこのレポートを書いてみましたが、曲のタイトルが合ってるかどうかはちょっと自信がありません(^^;。多分合ってるとは思うんですがツッコミがあればご遠慮なく。

 さて20:05頃メンバー7名が入場。おや、伊丹さんの髪型が変わりましたね。窪田さんと共に長髪で髪を結ってるのでまるで“ギター侍ズ”といったところでしょうか(笑)。おおたかさんも出て来られましたが1曲目から歌物か。大路さんのソプラノ・サックスとドラムで曲が始まったかと思ったらしばらくしてストップ。三宅さんの「こんばんは。リハなんで」の一言が入り再スタート。ともさんがパーカッションの中、サックスとベースの掛け合い。三宅さんのRhodesもいきなりウネリます。ゆったりと朝日が昇ってくるかのように徐々に盛り上がるこの曲、最初は「Caluna」かと思ったんですが、「Cubic」とのこと。後で去年のライヴレポートを見返してみたらやっぱりそのようですね。おおたかさんはずっとシェイカーを振ってたんですが、ギターソロの後ヴォーカルが入ります。ここでまたひとしきり盛り上がってイントロのサックスへ戻り終了。三宅さんのごあいさつが入ります。
 おおたかさんが退場。三宅さんが「文句があったら言って」とか(笑)ゲタ夫さんと打ち合わせをした後、「♪ベーンベ、ベベンベ」というあのベースリフ。「Pedal」(『常夏乃憂ヒ』収録)です。ともさんはブラシでパーカスを。ギターはカッティングでリズムを刻みます。バスクラとRhodesのソロ、Rhodesがメロディを取ってキメが入ったり。やっぱりこの曲はみなさんゲタ夫さんに合わせながらの演奏のようで、探り探りといった感じでしたね。窪田さんのギターソロの後、強烈なツインドラム! テーマに戻って締め。「気を取り直しましょうか」と次の曲へ。おおたかさんがなかなか再登場しなかったので三宅さんはおおたかさん、お休みですか?一緒に演りませんか?」なんて言ってます(笑)。
 「全くの新曲です」という次の曲はベルリン・セットリストで「Heidenrose」というタイトルと判明。窪田さんが「生ギターです!」とPAさんへ。生ギターとおおたかさんのヴォーカルからスタート。おー、ちょっと今までになかった始まり方ですね。なんて思ってたら「ちょっと待って!速い」「いや遅い」おおたかさんからクレームが入ります(笑)。何かいかにもリハっぽいですねー。打ち合わせし直して再スタート。例によって何語か分からないヴォーカルに一気におおたかワールドへ引きずり込まれます。と、三宅さんからPAさんに「もっと歌を」「ベースももっと」と指示があり、再々スタート。低音を利かせた感じのヴォーカルで演奏も強力、例えとして適切か分かりませんが個人的にはカルメンマキ&サラマンドラを想起しました。ツインドラムの後三宅さんはラッパソロ。窪田さんの生ギターと対照的に伊丹さんのエレキ。シタールみたいな音色でこれがすごくいい味出してます(それともエレキ・シタールだったのかな?)。生ギターをフィーチャーした歌物って珍しかったのですが全体を通して聴けば何ともエキゾチカな三宅さんらしい曲。ラテン風でもあり東南アジア風でもあり。すごく雄大なイメージがありました。最後は大路さんのトライアングルで締めここでまた曲の打ち合わせ。おおたかさんは退場。「今日から1ヵ月後、ベルリンとパリに行きます。31日(のリハ第2夜)にも懲りずに来て下さい」とのMC。
 次の曲は「♪タン、タン、タン、タン」というテンポの速いともさんのドラムとウッド・ベースでスタート。ドラムのフレーズが前回と違う「Rotaly」かと思いきや、実は新曲の「Burning man」。と、すぐストップ、ゲタ夫さんがベースをエレクトリックに持ち替えて再スタート。ベースがブリブリ言っちゃって音圧がスゴイ。お腹にビンビン響きます。大路さんは最初ドラムでソプラノ・サックスへ持ち替え。激しいリズムの波をエフェクト過多でほとんど倍音だけみたいな音色になってるRhodesがヒヨヒヨと踊ってます。ツインドラムに戻りギターソロ。窪田さんがソロを弾いてるように見えたのですが、伊丹さんもバッキングともソロとも付かないようなことを演ってるようで(?)、この二人が掛け合いしてるのかしてないのか、お互いのことを計算して演ってるのか関係なしに演ってるのか(笑)みたいなギターが何ともカッコいい! 三宅ユニットではステージの前に出てきてバリバリソロを弾く、なんてことのないこのお二人ですが、こういうシブイ演奏こそこの“ギター侍ズ”の面目躍如!
 この曲の終了後メンバー紹介があり、それからしばし休憩タイム。三宅さんがこちらに来て下さったのでごあいさつ。ありがとうございます。


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