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「イノセント・ボッサ 番外編」 |
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Text : CoCa
(構成:Kiev) |
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≪その3)
帰国後何日か経って、コンシピオの高橋さんから電話がありました。
「As Tears Go By」を原詞以外の言語で歌う許諾を取る交渉が意外に難航しているらしく、引き続き頑張ってみるけど、雲行きは怪しい、ということなのです。「ええええええー?」と寝耳に水のJM氏。
何でも、「As Tears Go By」の出版権を持っている会社はお堅くて、おまけに裁判も得意なことで有名だとか(これ以上はまた大人の事情によりお口にチャック!)。高橋さんの他、その方面のプロの方達の力をお借りしましたが、みんな口々に「あそこかぁ、あそこの持ち物は無理だよ〜」とおっしゃる。何でも、ローリング・ストーンズの曲を英語以外でカバーしても良いという許可が出た例は、今まで無いんだって!
みんなが首を横に振るばかり(くっそー!あんなに苦労して録ってきたのに!)。
しかし、ご存じの様に打たれるとますます燃えるタイプのJM氏は、仕事部屋に立てこもり、Macのキーボードを叩いています。
まずはアートに頼んで、「今回の訳詞は原詞を全く損なう事無く、美しいポルトガル語になっている」ということを、バイリンガルのプロデューサーとして書いてもらうことにしました(あんなに抵抗した「As
Tears Go By」なのに「はいよっ」って助けてくれるなんて・・・いいやつだなー)。
続いては、あのハル・ウィルナー氏にメールを書きました。現状を知らせて、彼にも一筆書いて貰おうというわけです。何故、ウィルナー氏に一筆頼んだのか?と言えば、もちろん世界的に名の知られたプロデューサーだと言うこともあるけど、マリアンヌ・フェイスフルのアルバムを何枚もプロデュースしているし、個人的に彼女のお友達でもあるから!
「As Tears Go By」はマリアンヌの為に書かれた曲だもの、そのマリアンヌが全面的に信頼している大プロデューサーから一筆書かれたら、門前払いは出来ないでしょ?っていう作戦!
メールを打ち終えると、「As Tears Go By」JM氏バージョンをCD-Rに焼いてハルに送りました。すると、「何ならマリアンヌにも一筆書いて貰おうか?」なんて返事が帰ってきました(おーっと、弱いながらも再び脈を打ち始めた「As
Tears Go By」!)。
ドキドキの数週間が過ぎました。そして、遂に高橋さんから電話。
「OKになりましたあぁぁぁぁぁ!! 良かったねー。でも、今回は例外中の例外!ホントに奇跡らしいよー!」だって!
「ありがとうございます!良かった〜。どうなるかと思ったよぉ〜。これでホントに完成ですね。ありがとうございました!」
もちろん、電話を切った後、JM氏とS嬢と私は相撲を取りまくりました。みんな激し過ぎて、ちょっとずつ流血・・・。でも今日は仕方ないか。血が踊っちゃってるんだも〜ん!
はあ〜これで、本当に一件落着!でっかいピース! マリアンヌ様にもちゃーんと完成品をお送りしましたよ。 |
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