CoCa's Wide Shut Update:03/12/14

▼ Report #17


Exotica in Berlin and Paris 〜 渡欧前夜編
Text/Photo : CoCa
(構成:Kiev)

=出発までの様子=

 10月の声を聞いたくらいから、JM氏の元にはヤメテー!というくらい仕事依頼が殺到(海外に行く前って、なぜかメチャメチャ忙しくなる傾向があるみたい。去年のコペンハーゲンの前日もMotion Blueでライブしてたり、フィリップ・ドゥクフレ氏とワークショプがあったり)。
 公開リハーサルに集中したいところなのに、BerlinからのTELインタビュー、雑誌インタビュー、写真撮影、メールインタビュー(全て英語、しかも大量)、CM打ち合わせ、作曲、録りが空爆のように降ってきて、スーパーマリオ状態のJM氏はずーーーーーーーっと気合い入りまくり。怖いのなんのって、息してても睨まれるの。どうしていいやら分かりませんやい!
 その上、BerlinとParisでの取材やラジオ出演が毎日のように追加されていくから、「演奏に集中したいのに!」とますます鬼のような形相に。S嬢と私はなるべくJM氏の目に触れないように肩を寄せ合ってプルプル震えていたのだった(^^;。

=SuperDeluxe=

 そんな中でのSuperDeluxe公開リハーサル。
 自宅では頑張ってもライブの構想を練る時間がなかなか取れない状況のJM氏にとっては、貴重な貴重な時間。
 始まるまではかなり不安だったみたい。でも始まったらなんの、なんの。
 本気のリハーサルという事で頭から通しでやったけど、スピード感、グルーブ感グー! 密林ムンムン、カルマン渦※註まで出現する迫力!

L→R:伊丹さん、JM氏、ゲタ夫さん、ともさん

L→R:大路さん、ゲタ夫さん、ともさん

 ちゃんとCAYでの初夜より熟成しているじゃ〜あ〜りませんか!
 JM氏のアドリブは今夜もキャッチー! 生まれたてなのに完成されてます。
JM氏とRhodes

 大路さんは、寺門さんがペインティングをするのに使おうとどこかから仕入れてきた松飾り(2本)を横取りし(なんだかその松を見た瞬間にSympathyを感じてしまったんだそうです)、手を変え品を変えの七色技術&トモさんの素敵なキザミ+エキゾチック木琴+奇声+アフロヘアー! パーカッションチームは本当にフォトジェニックだわ〜。

大路さん! ともさんアフロヘアー!

 CAYの時少し戸惑い気味に思えた新曲のHeiden roseは、ビリンバウのように真っ直ぐな波動を出しながらヒッピー+アジアンなテイストも入って、すっかりおおたかさんの体の一部になっていたのでびっくり!
 JM氏のバンドに居るときのゲタ夫さんを知らないBlue note東京のM氏、この夜はSuperDeluxeに偵察に来ていてゲタ夫さんのラテン以外のテイストは初めて知ったんですけど、いや〜感動しました! ほっんとかっこいいっすね。これは大収穫でした」と言っていたし、窪田さんのプレイ中のハマリ方を見て、「あの人どうしてあんなに気持ちよさそうに弾けるんだろう?何見えちゃってるのかな?私も連れていって欲しい」という人、伊丹さんを指さして「あの人、実はテクニシャンじゃない?」(おいおい・・・)という人もいましたよ。
おおたかさん

窪田/伊丹の両ギター侍 ゲタ夫さん

 六本木ヒルズに続いて2度目の完全観戦をした私の姉は、行く前こそ「普通の音楽って耳だけ貸してればいいけど、JM氏の音楽って五感全部使うから疲れるぅ〜」とゴネていたのだが、「なんだかこういう音楽の面白みが見えたかも?」となかなかいいリアクションを見せていました。よ〜し!(彼女はその昔、飯倉にあったエンドマックスで、ジミーさんの一声を聞き「この人達は絶対ヤバイ!」と言って無理矢理私を連れ帰った人です)

 寺門さんのライブペインティングも、曲によってダークだったり、ハッピーだったりといろんな局面があったし、たくさんの絵、手法が見られてすごく面白かった。
寺門さんその1

寺門さんsの2 ペインティング完成!?
 早速、この絵は買えるの?って訊いている人がいたらしいです。わかる! 私だって、色々事情が許せば欲しいなあ〜と思いましたもん。
 寺門さん、アシスタントをお勤めになっていた方々、超かわいいモデルさん、お疲れさまでした。

 それからこの日はMotion BlueやLa Fabliqueでのライブ、『星ノ玉ノ緒』、『Mondo Erotica!』でも素敵な歌声を聴かせてくれているスヴリームのお誕生日でもあったの。
寺門さんとJM氏
Sublime JM氏の曲でご機嫌にプルンプルン踊る彼女はとっても魅力的だったなあ〜。ライブ後はたくさんのお友達からの熱いキッスやプレゼントをもらっていました。 驚くSublime

 でもあの夜が、なにもかも完璧な夜だったわけではありません。
 SuperDeluxeは近隣から苦情が多いのでボリュームに規制があるらしく、音響の方がかなり消極的だったのです。アシスタントの功刀さんと、観戦に来て下さっていたミキサーの鎌田さんがベッタリと音響さんに貼り付き、演奏がしやすいようにお客様にもバランスが良いように働きかけて下さったので、途中からグーンと音が良くなったのでした。もしかしたら、お気付きの方がいらっしゃったかもしれませんね。まあでも、終わり良ければすべて良し! 鎌田さん、功刀さんに感謝です。
 さてさてお客さんが引けてから、バンドメンバーは珍しく正気に戻って打ち合わせ。なにせ次に逢うのはベルリン、しかもライブ前夜なのですものね。9.11が起きてからは、大きな荷物を外国へ運ぶのは大変なの。
 北京の時も交渉に次ぐ交渉で随分足止め食らわされたし・・・バンマスとしては一番戦わなくちゃいけないところなんだけど、今回JM氏は先発のため立ち会えないので、それがすごく心残りらしいの。
「うんにゃ、実はラッキー」by JM)←乱入しないでください。話が混乱します!
寺門画に囲まれての打ち合わせ
 えっと・・・何処までいったんだっけ? あっそうそう、素人とは思えぬ手際の良さで個性的過ぎるメンバーに、集合時間、ブツ運び出しに際する心得を丁寧に確認していくJM氏はまるでアヒルのお母さん?
 先乗りの伊丹さんとJM氏と楽器のないおおたかさんだけじゃ〜レパートリーが破綻してしまいますものね。慎重になる気持ち分かります!
 打ち合わせを終えて外に出たのは深夜をまわっていました。
 その日メンバーとの別れの言葉は、
 「じゃあ〜ベルリンで!」
 くう〜ぅ、なんて良い響き!
 しかし横目でJM氏を見てみると、驚くことに一人更に兜の緒を締めておりました。コワイ・・・(この人の気合いタンクは無限大な気がします。)
 11/4の出発までに、新しいCM打ち合わせあり、数日前に打ち合わせた録音あり。それだけでも大変なのに、ヘアカットしないといけないし、相変わらずのBerlinとのやりとり、Parisとのやりとり、旅行の支度、デンタルケア製品の充電、旅行用のCD選び、S嬢のお弁当作り、毎朝のプール、毎晩の散歩、楽器の練習などなど、まだまだJM氏の受難の日々は続くのでした・・・。
 ということは、私とS嬢にとっても恐ろしい日が続くのでした。ひょえ〜!

次回はベルリンへと飛びまーす!

CoCa

(※註)カルマン渦:流体中で柱状物体を動かすとき、物体の両側から交互に反対向きに生じて規則正しく並ぶ渦。風の吹く日に電線がうなりを生ずる原因。アメリカの航空力学者カルマン(1881〜1963)が理論的に研究。


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